『横須賀歌麻呂のYARIMAN HUNTERほのぼの撮影日誌』vol.17
- 2021/09/11
- 00:11
4月24日 火曜日 曇りのち雨
撮影17日目。
本日は新宿にて居酒屋のシーンを撮影しました。
実際にあるお店をお借りしての撮影です。
お店の開店時間までに撮影を終えなきゃいけない時間との勝負。
なんとかギリギリ時間内に撮影を終えることができました。
本日も、居酒屋の店員役やお客さん役としてたくさんの方々がボランティアで撮影に参加してくれました。
参加していただいた皆さん本当にありがとうございました。
お客さん役としてロックバンド《流血ブリザード》の面々も駆けつけてくれました。
個人的な話になってしまうのですが、じつは流血ブリザードとはただならぬ因縁があるんです…
20XX年
欲望と絶望のスクランブル交差点
MAD CITY TOKYO
魔都新宿の爆心地"ネオ歌舞伎町"
罪深き亡者達の垂れ流すありとあらゆるものを吸い込んだドス黒いアスファルトが気狂いじみた夏の太陽に灼かれて煮えたぎっている
そんな穢れた街の地下1000メートルに人知れず存在する地下闘技場〔新宿ロフトマイナスONE THOUSAND〕
そこで年に一度だけ催される狂人どもの淫らな祝祭『下-1グランプリ』で俺は流血ブリザードというロックバンドでギターを弾いている女殺し屋《ミリー・バイソン》と闘った
(※ブログを面白くする為に多少話を盛ってお贈りしております)
話は更に遡って数十年前の粉雪の舞う冬の夜。
俺は、みなしごハウス『みなしごBANBAN』の前に捨てられていた。
しかしその施設の実態は、下ネタソルジャーの育成•運用•派遣を行う下ネタ組織『人間の穴』の人員調達部門だった。
緑と星空と下ネタのある暮らしをコンセプトに、より人間らしいライフスタイルを提唱する『人間の穴』。
帝国主義の時代の奴隷達が苦しい生活を生き抜く為に編み出したとされる"埼玉式下ネタ殺法"を骨の髄まで叩き込まれた俺達下ネタソルジャーは、
ゴールデンタイムのオールスター水泳大会の騎馬戦でおっぱいポロリのある理想的国家社会実現の為に血みどろのゲリラ戦を展開した。
(※ブログを面白くする為に話をチョモランマ盛りでお贈りしております)
友人の結婚披露宴の余興。知人の結婚披露宴の二次会の余興。お世話になってる社長さんの会社の慰労会の余興。お世話になってる社長さんの誕生日会の余興。お世話になってる社長さんのバーベキュー大会の余興…
俺はあらゆる場所で下ネタの雨を降らせては地獄絵図を作り出していった。
そんなある日だった。
手羽先居酒屋サマンサ•テバサキでのバイトの帰り道。
第三次世界大戦の英雄•轟二郎の功績を讃える為に造られた轟二郎広場を横切っている時だった。
星のない都会の夜空から星が落ちてきた。
しかしそれは星ではなかった。
碧い光に包まれた裸の女性がゆっくりと空から降りてきたのだった。
僕はその女性を両腕で抱きとめた。
彼女の名は、堀越のり。
彼女は令和新撰組の暗殺部隊に追われていた。
俺はすべてを捨てて堀越のりと逃げた。
そして俺達は最果ての地と言われる京王線の橋本に辿り着いた。
そして俺達は親の仕送りで暮らしている大学生のカップルのように激しく愛し合った。
そして1ヶ月で別れた。
俺はパチンコ"EDEN"橋本店で働き始め、初日にその店の女子アルバイトの中では中レベルのギリギリ有りの女子アルバイトに告白してフラれた。
それでも明日はやって来る。
生きていく為にはそのパチンコ屋で働き続けなければならないのだ。
(※作り話が迷走しすぎて収拾がつかなくなったので話を本筋に戻したいと思います)
2012年に行われた下-1グランプリで流血ブリザードのギタリストのミリー・バイソンと出会いました。
下-1グランプリとは、毎年7月21日(オナニーの日)に新宿ロフトプラスワンで行われている下ネタ芸ナンバーワンを決めるお笑いイベントで、テレビでは放送できないようなハードな下ネタ芸を扱うパフォーマー達が下ネタを競い合う下ネタの祭典とも言えるエッチなイベントです。
俺は下ネタばかりを扱う数少ない下ネタ芸人の一人として毎回出場させてもらっていたにも関わらず、
毎回毎回予選ラウンドで敗退するという体たらくで、
普段は下ネタをやらない芸人や芸人以外のAV嬢などのパフォーマーにすら負けるという情けない有様でした。
俺は徐々に下-1グランプリに出演する事を重荷に感じるようになっていきました。
そんな状況の俺の前に現れたのがミリー・バイソンでした。
長髪を逆立ててヘアスプレーで固め、悪魔のようなメイクを施した獄門党チックないでたちでステージに仁王立ちになったミリー・バイソンは、
カラオケでボン・ジョヴィの
「Livin' on a Prayer」を歌いながら、
サビのところでオッパイを出しました。
会場が揺れるほどの大爆笑。
そんなのズルいじゃん!!!
髪の毛逆立てた獄門党みたいないかつい女がカラオケでボン・ジョヴィ歌いながらサビでオッパイ出したらみんな笑うに決まってんじゃん!!!
そんなの勝つに決まってんじゃん!!!
核兵器みたいなもんじゃん!!!
核兵器使っちゃダメじゃん!!!
NO MORE HIROSHIMA !!!
ONE MORE OPPAI !!!
何言わせんだよ!!!
将来この発言が元でオリンピックの開会式の前説の仕事から外されたらどうするんだよ!!!
しかしコテンパにやられた俺はとても大事なことに気付かされました。
もしカーペンターズの「青春の輝き」のサビでオッパイを出していたらあれほどウケなかっただろう。
しかし「青春の輝き」のサビでオッパイを見せられたら、その女を愛してしまうかもしれない。
いや、愛してしまう。
薬師丸ひろ子の「woman」でも可。
そうなんです。
オッパイには勝てないんです。
いや、
オッパイを見せた方も見れた方も全員が勝者なんです!
いや、
勝ちとか負けとかそんなことどうでもよくて、オッパイはぽよんぽよんなんです!!!
そのことに気付かせてくれたのがミリー・バイソンでした。
そして俺は次の年に下-1グランプリで優勝しました。
横ちゃん超かっこいい!!!
横ちゃん超ビッグペニス!!!
横ちゃん超ポリネシアンセックス!!!
めでたしめでたし
流血ブリザードと範田紗々ちゃんと僕
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