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『横須賀歌麻呂のYARIMAN HUNTERほのぼの撮影日誌』vol.12


12月14日 木曜日 晴れ

撮影12日目。

本日は江ノ島にて撮影。

じつは江ノ島に行くのは今回が初めて。

江ノ島と言えば、
海! 恋! サザン!
女呼んでブギ!
エロティカ・セブン!
マンピーのG☆SPOT!

撮影日和のとてもいい天気。

だけど気分は曇り模様です。

この映画は親に土下座して貸してもらった300万円をもとにスタートしました。

300万円の予算で撮影できる日数はだいたい1週間くらいだと聞かされていました。

俺の書いた台本をすべて撮影しようとしたら2週間はかかるので台本を大幅に削らなければならないと言われていました。

しかし俺達は予算に合わせた全体の撮影スケジュールを決めずに見切り発車で撮影を始めてしまいました。

通常の映画製作では絶対にあり得ない無謀な行為です。

途中で予算が無くなったら映画製作が頓挫してしまいます。

予算の管理は任されていました。

撮影が始まってすぐにこのままでは途中で予算が無くなることを実感しました。

でも撮影されたものに関しては予想以上に面白いものが撮れているという手応えを感じていました。面白いものが作れるという手応えを感じていました。

俺はお金の勘定をするのをやめてしまいました。

中途半端なものを作って失敗したらもう次はないだろう。

一か八か勝負に出よう。

あと100万や200万くらいなら他に借金もないし何とかなるだろう。

金が無くなったらその時に考えよう。

これが最初で最後の映画製作になっても後悔しないようなものを作ろう。

すべてを出し尽くそう。

そしてお金が無くなりました。

撮影はようやく半分ちょっと撮り終えた段階です。

大ピンチです。

朝から晩まで頭の中を「どうしよう」がグルグルと回っています。

今まで味わったことのないような恐怖がのしかかってきました。

撮影に集中するのが難しい状態ですがそんなこと言ってられません。

待っていたのはよりにもよって、12月の厳しい寒さの中を、波打ち際で水をかけあってビショビショになりながらはしゃぐシーンの撮影です。

とてもよく晴れた青空の下、キラキラと輝く身を切るような冷たい江ノ島の海で、映画を作るということの難しさを嫌というほど痛感させられました。

なんとか撮影を終えた時には、寒さにやられてちょっとした低体温症のような状態になってしまい、ガタガタと震えが止まらず、身も心もボロボロの廃人のような有様になってしまいました。

ロケ車に戻る道すがら、そんな無様な状態の俺を見かねた主演女優の範田紗々さんが声をかけてくれました。

『私、今まで色んな作品に出させてもらいましたけど、たいして辛いこともなく楽だった作品より、本当に大変な思いをしながら苦労して撮った作品の方が良い作品になっていますよ』

その言葉は疲れ果てた心と体に沁みわたりました。

本来ならば俺の方が範田さんを労わなければいけないのに、範田さんは俺を気遣って励ましてくれました。

範田さんは過酷な状況での撮影にも嫌な顔ひとつせず、いつも和やかな笑顔で現場の雰囲気を明るくしてくれています。

範田さんが主演女優を務めてくれたことは、この映画にとって本当に幸運なことでした。

しかし、そんな幸運の女神である範田さんに黙っていたことがあります。

じつは俺は、範田さんのAV作品を見たことがありません。

AV業界で一時代を築いたと言われている範田紗々のAV作品を見たことがないんです。

でもそれにはちゃんとした理由があるんです。

じつは俺は、いわゆる女優もののAVではシコらないんです。

基本的に、素人、熟女、人妻、ナンパもののAVでしかシコらないんです。

AV女優の皆さんは綺麗な人や可愛い子ばかりですが、
綺麗な人や可愛い子にはあまり欲情しないんです。
綺麗な人や可愛い子とやれる確率は低いので性の対象としてリアリティがないんです。
感情移入できないんです。

60点くらいのそこらへんにいるような女性に欲情するんです!!!

百貨店で言うと、婦人服売り場や美容部員の女性ではなく、地下食品売り場で働いてる女性に欲情するんです!

地下食品売り場で働いてる地味なアラフォーの人妻に物凄く興奮するんです!

高校2年生の女の子と中学3年生の男の子のお母さん。

まだまだ女盛りのアラフォーなのに8年間ダンナとご無沙汰。

週に一回か二回、家に一人きりになった時を見計らい、昔の彼氏とのセックス覚えたての獣のようなセックスを思い出しながら、全裸になって、四つん這いになって、リビングのテーブルの角に局部を擦りつけて間寛平風オナニー。

私、このままもう誰にも抱かれることもなく、ただ歳をとっていくだけなのかしら?

私のおっぱいはもう誰にも揉まれることもなく、毎日ほんの少しずつ、ただゆっくりと地球の中心に向かって垂れていくだけなのかしら?

嫌!そんなの嫌!母である前に、妻である前に、ひとりの女なの!
欲しいの!はち切れそうなほど限界まで漲った熱くて図太い肉棒が欲しいの!
ロッキー3に出てきたモヒカン刈りの筋肉お化けの黒人ヘビー級ボクサー、グラバー・ラングみたいなケダモノにメチャクチャにされたいの!

マグマのような劣情を、熟した体の奥深くに隠して過ごす刺激のない平穏な毎日。

そんなある日、街中で見知らぬ男性に声をかけられる。

柔らかな物腰の中に別世界の質感を垣間見せるその男はナンパAVの男優だった。

AV男優の手練手管にまんまと絡め取られ、躊躇いながらのこのことついて行く素人熟女人妻。

「アンケートに答えるだけだって言ったじゃないですか」

「やめてください、もう帰ります」

「ダメ!ダメだってば!出ちゃう!出ちゃうから!出ちゃうからぁ〜!」

「ダメ、やめないで、やめないで、いじわる〜」

「そんなこと言えない、そんなこと言えない」

「ゴメンナサイ、どうしようもない淫乱変態長乳首女でゴメンナサイ、どうしようもない淫乱変態長乳首お母さんでゴメンナサイ」

「ををををを〜 ををををを〜 こんぬゎの初めて〜」

「んどぱらやー!!!!!んどぱらやー!!!!!」

「中はダメ!!顔に出して!!!顔に出して!!!」


こういうのが大好物なんです!

何を言いたいのかと言うと、

完成した『YARIMAN HUNTER』を見て、マンを持して範田紗々さんでシコりたいと思います!

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